絆
新学期がスタートし、私の息子も中学2年になりました。
昨夜は、新年度のクラス役員決めがあり
新しいクラスに行ってきました。
ですが
今どきは名簿がないんです。
見たことがあるお顔もあれば
初対面と思える方もいる。
でも、どなたが誰なのかわからないのです。
「個人情報」というものがあり
最近は、学校関係で名簿を見ることはありません。
せいぜい、連絡網くらい。
だいたい、どの辺りに誰が住んでいて
おじいちゃんおばあちゃんもいるとか、いないとか
転勤があるお仕事だとか、ご商売をされているとか・・・
それらは、みんな個人情報なので
表に出てはいけないことらしいです。
ま、それでもいいのですが
なんか寂しい。
せめて、なんて名前の人がどの辺りに住んでいるかくらい知っておきたい。
でもね、個人の情報なんて
今の世の中すべてバレバレなんですよ。
みんなそれを知らないだけで。
それをいいこととは思わないけど
身近な人たちとの結びつきを敢えて遠ざけるような日本になって
今回みたいな災害があったら、どうなるんでしょうね。
個人でなんて、生きていけないんです。
まわりを疑い信じなければ
自分も疑われ、信じてもらえません。
そんな人間関係の先には何が待っているんだろう。
そんなふうに思います。
「絆」という言葉
最近よく耳にしますが
現実を考えると、とても違和感を感じるのは私だけかもしれない。
でも、感じるんです。
親子の絆。
家族の絆。
地域の絆。
クラスの絆。
輪は大きくなっていく。
いきなり、日本にはならないでしょう。
まして、世界にも。
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