◇◆TRIM◆◇花のような日々を

子供が所属するスポーツチームの卒団式がありました。
こんな３月の終わり、ギリギリまでの活動で
本来なら、今日が大阪での全国大会のはずでした。

毎年のように出場していましたが
今年は、手が届かず北信越大会で終わりました。


私の息子は、６年になってもレギュラーにはなかなかなれず、
ベンチをあたためることが多かったのですが
それでも、「チームが勝てばいいんだ」と前向きに楽しみながら
続けていました。


今日の卒団式では、子供たち一人ひとりが手紙を読み上げ
あいさつをしました。

皆、泣きながら読むのです。
苦しかったこと、悔しかったことを
正直な気持ちで言葉にしていました。

聞いていると自然と、こちらも涙がこぼれました。

純粋な子供の言葉は、本当に美しいです。


私は今まで生きてきて
苦しくて泣けたことも、悔しくて泣けたことも記憶にありません。
悲しくてや、嬉しくては泣きます。
特に、大人になるまで人前では絶対に泣かなかったので（かわいくないですね）
今、子供たちの涙を見ると
もう、本当にたまらなくなります。


そして、泣けるほど気持ちを注いで打ち込める環境に
恵まれたことに感謝しました。


写真のお花は、子供から親への贈り物です。
もらったお返しに、親から子供にも言葉を送りました。

私は一番最初に
「試合も練習も、あまり見に行けなくてごめんね」と言いました。
息子は、コックリとうなずきました。
土曜日、日曜日は、やっぱり行けないんです。

それは、ずっと負い目だったけど
最後に謝ることができてよかったです。


来週は中学の入学式。
新しい春がやってきます。


卒業式では泣けませんでしたが
今日は、ポロポロ涙を流した　私です。


「終わったね。
でも、またすぐにスタートだよ。
頼りない親だけど、これからもがんばろうね。」
今は、そんな気持ちです。